何処にいても同じ夢を見ている ポルトガル編 その四
「アズレージョ」と呼ぶ青/白の装飾タイルで覆われて、陽を受けた駅舎は光に満ちていた。忙しく往来する人、立ち止まり見入る人。欧州で羨ましいのは公共建築物の美しさだ。淘汰されず生き延びられた美につよく惹かれる。この駅のタイル画はポルトガルの歴史だったが、絵柄や色味にはかなり幅があることを街を巡ってから知った。結局この駅の意匠が一番好きだった。
「アズレージョ」の語源はペルシャ語で、青い石「ラピス・ラズリ」から来る。むかし半島はアラブ人が支配していたのだ。初期のカラフルなタイル画は、イスラムの空間恐怖症的な様相がより強い。後年オランダの影響で青と白に変わり、タイル画にも空と海が生まれたように思える。
青に堪能した後は赤だった。件の本屋では、店の中央に真紅の螺旋階段が鎮座していた。
何処にいても同じ夢を見ている ポルトガル編 その四
「アズレージョ」と呼ぶ青/白の装飾タイルで覆われて、陽を受けた駅舎は光に満ちていた。忙しく往来する人、立ち止まり見入る人。欧州で羨ましいのは公共建築物の美しさだ。淘汰されず生き延びられた美につよく惹かれる。この駅のタイル画はポルトガルの歴史だったが、絵柄や色味にはかなり幅があることを街を巡ってから知った。結局この駅の意匠が一番好きだった。
「アズレージョ」の語源はペルシャ語で、青い石「ラピス・ラズリ」から来る。むかし半島はアラブ人が支配していたのだ。初期のカラフルなタイル画は、イスラムの空間恐怖症的な様相がより強い。後年オランダの影響で青と白に変わり、タイル画にも空と海が生まれたように思える。
青に堪能した後は赤だった。件の本屋では、店の中央に真紅の螺旋階段が鎮座していた。






