Ⅵ:ホメオパシー枕草子

シーシュポスの消失 その一

 「神々がシーシュポスに課した刑罰は、休みなく岩をころがして、ある山の頂まで運び上げると言うものであったが、ひとたび山頂にまで達すると、岩はそれ自体の重さでいつも転がり落ちてしまうのであった。無益で希望のない労働ほど怖しい懲罰はないと神々が考えたのは、たしかにいくらかはもっともなことであった。」
 『シーシュポスの神話』
 (カミュ著/ 清水徹訳 / 新潮社刊)。
 ギリシャ神話を題材にした表題エピソードは、最終章6P程の小編で、引用はその冒頭部分である。
 私が文庫本を購入した中三当時、リアリティは無いがこの責苦は恐ろしかった。今では、似た状況が想像できる。例えば「月曜の朝になると死にたくなる」とは、かつての先輩が発した言葉だ。

「シーシュポスの神話」カミュ著/清水徹訳/新潮社刊

シーシュポスの消失 その一

 「神々がシーシュポスに課した刑罰は、休みなく岩をころがして、ある山の頂まで運び上げると言うものであったが、ひとたび山頂にまで達すると、岩はそれ自体の重さでいつも転がり落ちてしまうのであった。無益で希望のない労働ほど怖しい懲罰はないと神々が考えたのは、たしかにいくらかはもっともなことであった。」
 『シーシュポスの神話』
 (カミュ著/ 清水徹訳 / 新潮社刊)。
 ギリシャ神話を題材にした表題エピソードは、最終章6P程の小編で、引用はその冒頭部分である。
 私が文庫本を購入した中三当時、リアリティは無いがこの責苦は恐ろしかった。今では、似た状況が想像できる。例えば「月曜の朝になると死にたくなる」とは、かつての先輩が発した言葉だ。

「シーシュポスの神話」カミュ著/清水徹訳/新潮社刊