Ⅵ:ホメオパシー枕草子

何処にいても同じ夢を見ている ポルトガル編 その一

 「バカンスを取る」と言って久しいが、長すぎる休みに対して、知人から安否確認が入る始末。「何かあったのですか!?」「大丈夫です。生きてます」。まだまだ休み足りないんですけどね。でもリハビリがてら旅日記を書いてみる。まずはポルトガル編。
 いいとは聞いていたが、こんなにいいとは思わなかった。一つには、大航海時代が国勢のピークと言う、本格的な古さ。落ち着く。ところが、リスボンからポルトへの要所である『オリエント駅』は、こんな風にちょっとパリっぽいモダンさで。接続の悪さ不便さだけは、非常に”いにしえ”の国らしかった。空港まで丸一日、この駅に辿り着いて6時間待ち、高速とは名ばかりの列車に文字通り揺られて(オリヴェイラの映画のシーンを回想しつつ)ポルトに着いたのは夜。また一日経っていた。何処で降りたらいいかもわからない駅舎。旅人を拒み続ける如きアクセスの悪さ。辛い。でも悪印象はここまでだった。

Modern Oriente station.

何処にいても同じ夢を見ている ポルトガル編 その一

 「バカンスを取る」と言って久しいが、長すぎる休みに対して、知人から安否確認が入る始末。「何かあったのですか!?」「大丈夫です。生きてます」。まだまだ休み足りないんですけどね。でもリハビリがてら旅日記を書いてみる。まずはポルトガル編。
 いいとは聞いていたが、こんなにいいとは思わなかった。一つには、大航海時代が国勢のピークと言う、本格的な古さ。落ち着く。ところが、リスボンからポルトへの要所である『オリエント駅』は、こんな風にちょっとパリっぽいモダンさで。接続の悪さ不便さだけは、非常に”いにしえ”の国らしかった。空港まで丸一日、この駅に辿り着いて6時間待ち、高速とは名ばかりの列車に文字通り揺られて(オリヴェイラの映画のシーンを回想しつつ)ポルトに着いたのは夜。また一日経っていた。何処で降りたらいいかもわからない駅舎。旅人を拒み続ける如きアクセスの悪さ。辛い。でも悪印象はここまでだった。

Modern Oriente station.