Ⅲ章： 「サボテン」の少年　

　この少年のように、その人の「気」質に最も似たレメディーが植物由来である場合、「Plant Kingdom植物界」の人、と呼んだりします。同様に「Mineral Kingdom鉱物界」や「Animal Kingdom動物界」もあり、併せて「３Kingdom三界」と呼ばれます。各界に属する人には、中核的なテーマがあります。「植物界」の人は「Sensitivity敏感さ」、「鉱物界」の人は「Structure構造」、「動物界」の人は「Survival生存戦略」。これらは「センセーション・メソッド」の概念なのですが、人の「気」質の類型分類には、非常に役立つ指標です。ところで、ホメオパシーの原理は「似たものは似たものを治す」です。患者さんを癒す最適なレメディー選びには、彼らに見られる際立った性質が、どのテーマに該当するか見極めないといけません。このケースの場合それは「敏感さ」だったので、「植物界」の下位分類へと、レメディー探索の扉が開いたのです。