Ⅵ：ホメオパシー枕草子

　ちなみにホメオパシーで用いる「麻」由来レメディーは「Cannabis indica」と「Cannabis sativa」の２種類ある。原物質「大麻」草の種と、採取部位に違いがある。向精神作用を持つ「THC」と、そうでない「CBD」の成分比が異なり、物質を含まないレメディーにもそれが反映される。さて「Cannabis」が合う人は合理性のフィルターが無効になりがちと言う。普通なら「馬鹿げてる！」と一蹴する様なイメージや思考を受け入れる。クリエイティブだがクレイジーにもなる。「自分が二人いる」と言った患者さんがいたが、「理性／創造性」のパートを分裂して担っていた。リラックスして愉しい人だが、深層では真逆の恐ろしい状態を感じていた。ドラッグ系レメディーが合う人には強い抑圧がある。「Cannabis」は精神神経系と泌尿生殖器系に親和性がある。「急性膀胱炎」の最重要レメディーでもあり…「麻蒸し」は妥当なのかもしれない。