I 章: アリスの(私)を探して

「主訴」から「夢」の経験へ

ウサギ「置いてきぼりになって、迷って、また同じところに戻るんだね。どんな気分?」

アリス「…焦ってる?早く行かなきゃって。だけど色々動いても、そこから出られない」

ウサギ「色々動いても、そこから出られない?」

アリス「そう。ジタバタしても出られない。無駄に動いて疲れ果ててしまう」

ウサギ「ジタバタしても出られない。無駄に動いて疲れ果ててしまう。どんな経験?」

アリス「…何か見えない境界があるような」

(この時アリスは、両手で小さな容器のようなものを作るジェスチャーをしました)

ウサギ「君は今こうしたね。もう一度してみて。それだけに集中して。何を感じる?」

(ウサギはアリスのジェスチャーを真似ながら言いました)

アリス「…私には狭すぎる」

“Alice in the narrow room”:

Illustration to the fourth chapter of

Alice in Wonderland,

drawing by John Tenniel.

「主訴」から「夢」の経験へ

ウサギ「置いてきぼりになって、迷って、また同じところに戻るんだね。どんな気分?」

アリス「…焦ってる?早く行かなきゃって。だけど色々動いても、そこから出られない」

ウサギ「色々動いても、そこから出られない?」

アリス「そう。ジタバタしても出られない。無駄に動いて疲れ果ててしまう」

ウサギ「ジタバタしても出られない。無駄に動いて疲れ果ててしまう。どんな経験?」

アリス「…何か見えない境界があるような」

(この時アリスは、両手で小さな容器のようなものを作るジェスチャーをしました)

ウサギ「君は今こうしたね。もう一度してみて。それだけに集中して。何を感じる?」

(ウサギはアリスのジェスチャーを真似ながら言いました)

アリス「…私には狭すぎる」

“Alice in the narrow room”:

Illustration to the fourth chapter of

Alice in Wonderland,

drawing by John Tenniel.