I 章: アリスの(私)を探して

ウサギが去る前に…

ウサギ「おっと、ごめん。眠いだろう。良いことだ。もうこのまま帰るといい」

アリス「私寝てた。力が抜けて‥」

ウサギ「そんな時は休むんだ。レメディーはお母さんに預けよう。しばらくは怠くなったり、昔の症状が少し出るかもしれない。すごく夢を見たり。でも心がよかったら、ヒットした証だからね」

アリス「心がよかったらどんな風?」

ウサギ「タフになる。世界の変化に翻弄されない。感じたり悩むのは、よく生きてる証拠だ。ただ世界と関わりつつ内側の声を聞き、落とし所がわかるようになる。より自然に楽になるんだ。過敏さが減れば安らぎ、よく眠り力が出る。共感能や愛情深さは適度に発揮されるだろう。烈しさは芯の強さを補強し、支えてくれるだろう。ではまた!」

アリス「ありがとう!あら?もう居なくなってるわ‥」

“The Herald at the Court of Hearts “:

Illustration for the eleventh chapter of

Lewis Carroll’s Alice in Wonderland 1865,

drawing by Sir John Tenniel.

ウサギが去る前に…

ウサギ「おっと、ごめん。眠いだろう。良いことだ。もうこのまま帰るといい」

アリス「私寝てた。力が抜けて‥」

ウサギ「そんな時は休むんだ。レメディーはお母さんに預けよう。しばらくは怠くなったり、昔の症状が少し出るかもしれない。すごく夢を見たり。でも心がよかったら、ヒットした証だからね」

アリス「心がよかったらどんな風?」

ウサギ「タフになる。世界の変化に翻弄されない。感じたり悩むのは、よく生きてる証拠だ。ただ世界と関わりつつ内側の声を聞き、落とし所がわかるようになる。より自然に楽になるんだ。過敏さが減れば安らぎ、よく眠り力が出る。共感能や愛情深さは適度に発揮されるだろう。烈しさは芯の強さを補強し、支えてくれるだろう。ではまた!」

アリス「ありがとう!あら?もう居なくなってるわ‥」

“The Herald at the Court of Hearts “:

Illustration for the eleventh chapter of

Lewis Carroll’s Alice in Wonderland 1865,

drawing by Sir John Tenniel.