9: アグラベーション Aggravation

 アグラベーションとは、レメディーがヒットして好転する前の、一時的な症状の悪化を指します。東洋医学では「瞑眩めんげん」と呼ばれますが、さまざまなホリスティック治療の現場で見られる現象のようです。しかし、アグラベーションが起こるかどうかについては個人差が大きく、起こったとしても多くは一時的です。また、ポテンシー・投与回数・レメディーの種別によって、加減することは可能です。もちろん、個人的な過敏性・病気の重症度・年齢などを考えたうえで、処方するのが前提です。アグラベーションの多くは排出現象です。時間とともに変化し、たいてい一月程度で収束します。鼻水・尿・汗が増えたり、吹き出物が出たり、眠たくなるなど。怒りや悲しみのような、感情レベルの排出もあります。昔の症状が出ることもあります。このような場合でも、レメディーがヒットすれば、精神的な安定感があると言われます。

“Ill Used”:
Dickens’s Great Expectations, Garnett edition, facing (p.143),
Drawing by Frederic W. Pailthorpe c.1900.

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