4: 症状 Symptoms

 バイタル・フォースの表現方法とみなされる「症状」は、個体によって異なるパターンを示します。たとえば同じ慢性病を患っていても、痛みの出る部位・感じ方・時間帯・付随する感情・好転要因・対処法などは、個人によってさまざまです。これら「症状」に関する独自性のすべてが、バイタル・フォースの表現方法なのです。ホメオパスは、鳥の鳴き声を聞き分けるように、その違いを探します。ところで、本来治る為の表現である「症状」を、薬で押さえつけると、副作用がでたり、体質が虚弱になったりします。このことを「抑圧 Suppression」と呼びます。バイタル・フォースは乱れを解消しきれず、押さえ込まれてしまうのです。鳥がさえずりを禁じられるように。すると乱れはより深部に向かい、問題を複雑にしてしまいます。ですから、本来の理想的な薬とは、「症状」を抑え込むのではなく、根本から、速やかに、半永久的に、解消に導くものであるべきなのです。

“Chirping their solemn matins on each tree”:
Illustration for “The Bird” by Henry Vaughan, Wilmott (p.119),
Drawing by J. Wolf 1863.

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